米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新型モデル「12」シリーズが23日午前、発売された。高速・大容量のデータ通信が可能な次世代通信規格「5G」に対応した初のアイフォーンで、携帯大手各社は5G普及につながると期待する。

12シリーズの全4機種の画面に、明暗がはっきりと映る有機EL(エレクトロルミネッセンス)を採用。新開発の高性能チップを搭載し、5Gに対応して動画のダウンロードなどが高速化した。
 
標準機種「12」(画面サイズ6.1インチ)の場合、記憶容量64ギガバイトの端末価格は、割引前で10万〜11万円台。KDDI(au)とソフトバンクでは、端末を2年後に返却して新機種に買い替える割引制度のほか、期間限定の割引併用などでともに5万円前後となる。買い替えを前提としないNTTドコモでは、2年以内に端末を返却する割引の適用で6万円台になる。

2020年10月23日08時08分 時事通信
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