マスク会食の有用性やいかに−。飲食を通じた新型コロナウイルスの感染リスクを巡り、菅義偉首相は19日、
食事中も会話の際にはマスクを着用する「静かなマスク会食」の実践を呼び掛けた。

「私も徹底したい」と意気込んだが、新型コロナに詳しい専門家からは「いや、総理違います」との声も飛んでいる。

県の新型コロナ対策本部総括情報部の又吉剛副参事は同日、県も菅首相の「マスク会食」の呼び掛けを踏襲する考えを説明。
「お酒を飲みながらマスクは厳しいかもしれないが、そういったことにも慣れて、経済を動かしながらやっていく必要がある」と語った。

一方、新型コロナに詳しい県立中部病院感染症内科の高山義浩医師は、同日更新のフェイスブックで
「飲食時のマスク着用など(感染防止対策としては)ザルですよ」と苦言。

東京都など急速に感染が広がる地域で呼び掛けるべき対策は
「一緒に食事をするのは、家族など固定された親しい人のみとし、不特定の人との会食は控えましょう、です」と指摘した。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/666575