横浜市南区の県道で3月、乗用車を運転中に歩行者をはねて死亡させ、そのまま逃走したとして、神奈川県警は25日、住所不定、指定暴力団稲川会系幹部で自称自動車販売仲介業、高岡栄二容疑者(52)を自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。

 逮捕容疑は3月24日午前1時20分ごろ、同区中里1の県道を横断していた同区大岡2、会社員、大川優太さん(31)をはねて逃走したとしている。大川さんは搬送先の病院で死亡が確認された。高岡容疑者は「考えてから後で話します」と供述しているという。

 県警交通捜査課によると、現場にサイドミラーの一部が残されていたほか、近くの防犯カメラに逃走する黒いセダンタイプの乗用車が映っていた。これらの映像や遺留品の捜査から高岡容疑者の関与が浮上した。乗用車は所有者は別人で、事故後に解体されたという。

毎日新聞2020年11月26日 16時37分(最終更新 11月26日 16時39分)
https://mainichi.jp/articles/20201126/k00/00m/040/221000c