広島市、4つの病院が救急医療を中止
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20201222/4000010215.html

4病院が救急医療など休止
12月22日 18時55分

新型コロナウイルスの感染拡大で、広島市では少なくとも4つの病院が救急患者の受け入れや外来の診療を休止していることがNHKの取材でわかりました。

このうち、広島市中区にある広島市民病院では、これまでに職員と患者15人のクラスターが発生し、今月中旬から救急搬送の受け入れや手術を取りやめました。
市民病院は高度な治療を担う地域医療のいわば「最後のとりで」です。
冬の時期には1日20件を超える救急搬送を受け入れていましたが、いまは、県内のほかの医療機関に頼らざるを得ない状況になっています。
手術は21日から再開し救急搬送の受け入れは23日から再開することにしています。
広島市中区にある吉島病院でも職員の感染が確認されたため22日まで外来を休止しています。
患者と職員の感染が確認された民間の病院も救急患者の受け入れを休止しています。
このほか、千田町夜間急病センターは新型コロナの対応にあたるため今月30日まで休診となっています。
新型コロナウイルスの感染が急速に広がる中、通常の医療にも影響が出る事態となっています。