※神戸新聞

イカナゴ産卵調査 推定は平年の6% 今春も不漁か

 瀬戸内海の春を告げる今年のイカナゴシンコ(稚魚)漁に向け、兵庫県水産技術センター(兵庫県明石市)は8日、親魚の調査結果を公表した。採取できた個体数は前年調査より微増だったが、総産卵量の推定は平年の6%余り。同センターは「親魚、産卵量ともまだまだ少なく、今年も漁期短縮などの対策が要る」とした。

 調査は1986年から毎年実施。今回は昨年12月2〜28日、イカナゴが産卵する播磨灘の明石海峡南西海域で約20回採取した。

 1回当たりの採取数は7・8尾で、過去最少だった2年前の4・9尾、前年の5・3尾からわずかに増えた。だが、産卵数の多い生後2年以上の魚は全体の6・5%と、極端な不漁が始まった2017年以前の20%以上を大きく下回った。

 同センターは引き続き、播磨灘や大阪湾などで稚魚も調べ、2月中旬に今季の漁況予報を出す。これらの結果を踏まえ、兵庫、大阪の漁業者らが試験操業し、解禁日などを決める。


※以下略、全文はソースからご覧ください。

過去最悪の漁獲量だった昨年、水揚げされたイカナゴのシンコ=2020年2月、神戸市垂水区平磯3、垂水漁港
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/202101/img/b_13992707.jpg

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202101/0013992706.shtml
2021/1/8 19:37神戸新聞NEXT