菅義偉首相が8日、テレビ朝日系「報道ステーション」(月〜金曜・後9時54分)に出演した。

 菅首相は、生出演ではなくこの日、夕方に六本木のテレビ朝日の同番組のスタジオで富川悠太アナウンサーらのインタビューを受けた。番組は、VTRで放送した。

 1都3県に緊急事態宣言を発出した初日。インタビューの中で富川アナは、「国民がこうすれば感染者が収まっていくんだ、緊急事態宣言が解除されるんだっていうちゃんと認識するために、頑張れるために、どういうことをすればいいと思いますか?」と質問した。

 これに菅首相は、7日の会見で国民に呼びかけた「飲食については午後8時まで」「午後8時以降の不要不急の外出自粛」「テレワークは7割」「イベントは収容率50%、または5000人以下」の4点にふれ「4つの点を、まずはしっかりやって頂く」とした上で「それと同時に今回の特徴というのはですね、30歳以下の若い人が半分以上なんです」と述べた。これに富川アナが「20代、30代だけで半数近くもう行ってますね」と補足した。

 続けて菅首相が「半分超えています。ですから、若い人たちにも、その行動というものを。若い人は重くはなりませんから、簡単に考えているふしが多分あるんだろうと思っています。しかし、結果的に感染してしまいますと、ご両親だとか祖父母とか、あるいは友達にも感染が広がっていくことは、あるわけですから、そういうなかで1人1人の行動というものをしっかり責任を持ってやってほしいなというふうに思います」と述べた。

 さらに富川アナは「1人1人が具体的に頑張るためにもですね、数値などの目標、何かこの、目安になるものはありますか?」と聞くと菅首相は「この目標というのは、なかなか難しいと思います。例えば、ステージ3になるには、病院の状況だとか、いろんなのが複雑に絡んできます。ただ、一番分かりやすいのは、感染者(数)が下向きになる。ここが一番大事だと思っています。とにかく基本は、やはりマスク、手洗い、三密回避、ここが基本であることは間違いないと思います」と述べていた。

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1/9(土) 7:39配信