5Gの営業秘密持ち出し転職、ソフトバンク元社員を逮捕 警視庁

 通信電話大手「ソフトバンク」の第5世代(5G)移動通信システムなどに関する営業秘密を不正に持ち出したとして、警視庁は12日、不正競争防止法違反(営業秘密領得)容疑で、同社から「楽天モバイル」に転職した40代の男の逮捕した。
 捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、男はソフトバンクに勤務していた令和元年12月31日、社外から自分のパソコンを使って同社が管理するサーバーに接続。同社の営業秘密の5Gの技術情報などをメールに添付して自らに送り不正に持ち出した疑いが持たれている。
 男は同日付でソフトバンクを退社し、翌日、楽天モバイルに入社した。ソフトバンクから警視庁に相談があり発覚。警視庁は男が不正に持ち出した資料をどのように使ったのか捜査を進める。
 5Gをめぐっては、NTTドコモなど大手3社が昨年3月に商用サービスを開始。楽天モバイルは9月に新規参入しており、業界内の競争が激化している。
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