茨城県と水戸市が14日に発表した新型コロナウイルス新規感染者104人のうち、9人は同じバスケットボール部内で感染が相次ぐ土浦市内の私立高と、同部が出場したバスケットボール大会に出場した他校の生徒や教員ら。県と水戸市によると、大会は水戸市内で9日開幕した「県高校新人大会」で、県内15校により無観客で行われた。複数日程で予定されていたが、土浦市内の私立高生徒の感染を受け、初日で中止された。

感染判明した9人は、土浦市内の私立高の男子生徒1人、この部活動の練習を補助する20代男子学生1人と、大会に参加した他校の男子生徒5人と女性教員1人、大会役員で他校に勤務する男性教員1人。感染者は、出場大会を含め計23人に拡大した。

これまで同校の部活動内で疑われていたクラスター(感染者集団)について、県疾病対策課は「大会の中でも感染が広がった可能性は否定できない」とし、これまで非公表としてきた部活動の種目を明らかにした。

クラスターが発生した群馬県太田市の教会関連では、新たに3人の感染が判明。境町の10〜50代男女で、年始の礼拝に参加するなどしていた。同教会に関連する県内感染者は計12人に広がった。

院内感染が発生した水戸赤十字病院(水戸市)では、新たに50代女性看護助手の感染が判明。7日に感染確認された80代女性入院患者と接触していたとみられる。同病院での感染者は計10人に増えた。

美浦村の高齢者福祉施設では、同村の90代女性利用者と土浦市の30代女性職員の感染が分かった。同施設内での感染者は計5人となった。
茨城新聞社

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