東京医科歯科大学は、去年11月下旬以降に入院した新型コロナの患者の検体から、イギリス由来の変異ウイルスと同じ系統のウイルスが新たに確認されたことを明らかにしました。患者はいずれも海外渡航歴がないことから、市中感染の可能性が高いとしています。

東京医科歯科大学によりますと、見つかったのは3種類のイギリス系統の株で、大学付属病院に去年11月下旬から12月下旬までに入院していた患者の検体をゲノム解析したところ、判明したといいます。

しかし、この3種類のウイルスが検出された患者はいずれも海外渡航歴がないため、東京医科歯科大学は、市中感染による可能性が高いとしています。

変異ウイルスの市中感染の可能性については、厚生労働省が今月18日、海外渡航歴のない静岡県に住む男女3人から初めて、イギリスで見つかった変異ウイルスが検出されたと発表していましたが、これより先に変異ウイルスが国内に入り、市中感染していた可能性が高いことになります。

1/29(金) 17:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/636dd5f6e1b1df02adb5a54f60bc1faa9de0b070