皇室への新型コロナのワクチン接種はどうするのか。宮内庁では、政府による接種計画の詳細を見極め、今後の対応を検討する。皇室には上皇ご夫妻や高齢の皇族もいるが、同庁幹部は「皇室だからという理由の優先は一切考えていない」と強調する。
 政府の構想では、医療従事者に続き、早ければ4月から65歳以上の高齢者への接種が始まる。皇室では上皇ご夫妻をはじめ、最高齢となる97歳の三笠宮妃百合子さま、常陸宮ご夫妻、寛仁親王妃信子さま、高円宮妃久子さまの7人が対象となる。
 新型インフルエンザが流行した2009年、在位中の上皇さまは基礎疾患がある人を対象にした優先接種を受けた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/85100?rct=national