ニューヨークのレストランで接客係として働く女性従業員(34)は、COVID-19のワクチン接種を拒否したら解雇されたと明かした。
女性はワクチンを接種することで妊娠する確率が下がるのではないかと考えたという。

女性は2月15日、ブルックリンにあるRed Hook Tavernから突然解雇された。
ワクチンが妊娠に与える影響について、不安を口にした直後のことだったと、ニューヨーク・タイムズが報じた。

レストランの経営陣は2月12日、従業員に対し、COVID-19のワクチン接種は義務だとするEメールを送っていた。

女性は2月14日の13時間のシフトを終えた後、15日にこのメールに返信し、
ワクチンが妊娠に与える影響についてもう少しデータと研究を待ちたいと説明した。

すると、経営陣からは「あなたの雇用は終了となります。あなたの離職を残念に思います。
気が変わったら知らせてください」と返ってきたという。

ニューヨーク州では、レストランの従業員は医療従事者に次いで、ワクチン接種を優先的に受けられるグループに含まれている。

女性は2020年8月からこのレストランで働き始めた。女性と女性の夫は2020年から子どもを持つことを考え始めたという。
「ワクチンには賛成なんです。このことがなければ、恐らく接種したでしょう」と女性はニューヨーク・タイムズに語った。

女性の件について、レストランのオーナーはニューヨーク・タイムズの質問に直接回答はしなかったものの、もう少し違った対応があり得たのではないかと語った。
その上で、従業員に対し、ワクチン接種の義務の例外となる理由をより明確にすべく、レストランのポリシーを変更したと話している。
https://www.businessinsider.jp/post-229946#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3