CBCテレビ
 疑惑の浮上後、初めて会見しました。愛知県の大村秀章知事のリコールを求める署名が大量に偽造された疑惑。活動を主導した高須克弥氏が会見で、自らの指示を否定しました。

 「こんな貧乏たらしいこと、するわけがない。もしやるなら、もっと堂々と大掛かりにやります」
(高須克弥氏)

 大村知事から「首謀者の1人」と名指しされた美容外科「高須クリニック」の院長、高須克弥氏。会見で、署名偽造のアルバイトについて自ら指示していないと強調しました。

 高須氏は、国際芸術祭・あいちトリエンナーレの展示内容や運営を巡って、大村知事のリコールを求める署名を集めましたが、提出された署名の8割以上が複数の同一人物が書いたとみられるなど「無効」と判断された上、遠く離れた佐賀県でアルバイトによって大量に偽造された疑惑が浮上しました。

 警察は地方自治法違反の疑いで捜査していて、リコール活動団体から運動への参加を呼びかけるはがきの配布を依頼された広告関連会社の経営者らが、任意の事情聴取を受けていることがわかりました。

 アルバイトは誰が雇ったのか…疑惑の核心について高須氏は。

 「明確に何の関係もありません。佐賀県なんて1回ヘリコプターで行ったことがあるだけで、それ以外は1回も行ったことがない」

 一切の関与を否定し、広告関連会社の経営者らに、会見して真実を明らかにしてほしいと訴えました。一方、高須氏の活動を応援した、名古屋市の河村たかし市長は。

 「河村事務所とリコール(活動団体)事務所はまったく別の存在。署名偽造はどう考えても想定できなかった。何者かによって全くわからんようにやられていた」
 (名古屋市 河村たかし市長)

 河村市長は、改めて自身の関与を否定した上で、「真実が明らかになり次第、改めて説明する機会を設けたい」と話しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2c7c832b899b4993f6d5d1ccb93aa139ae96a7f1