自転車の男性をはね飛ばしながら逃走したとして、群馬県警高崎署は28日、自動車運転処罰法違反(過失致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、前橋市総社町植野の水管工、関口昂芳(こうか)容疑者(21)を逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、2月27日午後10時半ごろ、高崎市並榎町の国道17号で自転車(ロードバイク)を運転していた東京都港区南麻布の会社員、大岩賢さん(38)を後方からはね、約6・5メートルの高架下道路に自転車ごと転落させながら、逃走したとしている。大岩さんは首や腰、骨盤などを骨折する重傷。

 同署は、目撃情報や遺留物などから、高崎市内のホテルに駐車された乗用車を特定。28日朝、女性と出てきた関口容疑者を取り調べたところ、犯行を認めた。

 現場は烏川にかかる高架橋で片側2車線の直線。見通しはよく、大岩さんはヘルメットを装着していた。
https://www.sankei.com/smp/affairs/news/210228/afr2102280021-s1.html