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7日での宣言解除方針から一転。
1都3県の延長を決断した菅首相は4日、あらためて訴えた。

菅首相「病床の状況がまだ厳しい状況にある。そういう中で、2週間の時間をいただければ、改善することができる。商売をやっている方にはご迷惑をかけるので、タイミングとしてはギリギリだった」

リバウンドが懸念される首都圏。

午後の東京・渋谷は、宣言が延長される見通しとなっても、人出に変化は見られない。

街の人からは「カフェめぐりしようと思って」、「たまにはいいかなって思っちゃう」、「緊急事態宣言が出ていても、みんな出歩いてるし、遊んでるので、延長しても、それは変わらないかな」といった声が聞かれた。

新橋にある「ホルモンユカちゃん」は、経営難から都からの要請を受けず、午後11時半まで営業をしている。

東京・新橋でホルモン焼き店を営む藤嶋さんは、宣言再延長の方針を、素直には受け入れられないという。

ホルモンユカちゃん・藤嶋由香オーナー「通常営業だと、1週間に単純計算で100万円くらいは売り上げがあるので、そこで6万円とかだと全然やっていけないので、口座にもほとんどお金が残っていない状況なので、とても厳しいです。通常営業することでしか、生き残っていけないので、頑張っていきたい」

こうした不満の一方、政府内からは「まずは2週間だが、その先、月末まであるかもしれない」といった声が上がっている。

早くもささやかれる、再々延長論。

そもそも、2週間の判断に、明確な根拠はない。

政府関係者「“念のため”という要素が強い」

2020年3月の3連休には、花見客など多くの人出があった。

この2週間後の4月4日、都の感染者は、初めて100人を超え、その3日後、緊急事態宣言が発令された。

今回の宣言中に卒業シーズンを迎える若者も、戸惑っていた。

専門学生「卒業旅行に行こうとしてました。関東圏内で行けたらいいと思っていたけど、延長するので、なしになりました」

大学生「最後の学生生活なんですけど、ご飯とかも夜行けないから悲しい」

来週から始まる延長期間で、感染拡大をどう抑え込むのか。

菅首相は、5日の正式決定後に会見を行い、説明する見通し。

3/4(木) 19:54配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0afe69d61f4cd54fe2ddcccbae0e98142d0637f