新型コロナウイルス感染者の受け入れの影響などによる減収と感染対策費の増加で厳しい経営を迫られている稲城市立病院は、市民らからの寄付の受け付けを始めている。

 同病院は今年度の予算で、市から7億円以上を赤字の穴埋めとして受けている。このまま感染が終息しなければ、新年度も厳しい状況が続く見込みという。

 病院には市民などから「支援したい」という声が寄せられており、2月9日に寄付募集を開始したところ、同18日までの10日間に市内外から30件132万1000円の寄付が集まった。個人の寄付はふるさと納税の対象となり、返礼品はないが、感染防止のための物品購入費や医療従事者の待遇改善に活用される。

 同病院の担当者は「感染症対策だけでなく、安心安全な医療サービスを続けるためにも、支援をお願いしたい」と話している。問い合わせは同病院(0
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