警察官を装って横浜市保土ケ谷区の住宅に侵入し、現金約1200万円などを奪ったとして、神奈川県警捜査1課と保土ケ谷署は11日、強盗と住居侵入の疑いで、ともに埼玉県日高市に住む中学3年の少年(15)と職業不詳の少年(16)を逮捕した。県警によると、2人とも容疑を認め、中学3年の少年は「自由に使える金が欲しかった」などと供述している。

 逮捕容疑は、共謀して昨年12月27日午後5時半〜同7時55分ごろ、保土ケ谷署員を装って横浜市保土ケ谷区の70代の無職男性宅に侵入し、男性を手錠で拘束して現金約1200万円やキャッシュカードなどを奪った、としている。

 県警は既に同じ容疑で、21〜29歳の無職や飲食店従業員の男3人を逮捕していた。県警は今回逮捕した少年2人を合わせた計5人で押し入ったとみている。

 男3人については、奪ったカードで450万円を引き出したとして、10日までに窃盗容疑で再逮捕や追送検している。

 県警によると、5人は警察手帳や令状のようなものを示して侵入した。メッセージが一定期間で消える通信アプリ「テレグラム」で指示を受けていたとみられ、県警はほかに指示役がいるとみて捜査している。
神奈川新聞社

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