※秋田魁新報社

秋田県北部の県立高校に通う1年の男子生徒が同級生の女子生徒3人から暴言などのいじめを受けたとして、男子生徒と両親が女子生徒とその親に再発防止と損害賠償を求める民事調停を先月申し立てたことが15日、分かった。

県教育委員会は「心を痛めている生徒がいることを重く受け止め、責任を感じている」としている。

申立書によると、男子生徒は昨年6月ごろから、女子生徒3人から学校で「死ね」「目障り」「来なければよかったのに」などと継続的に暴言を受けた。飲み物を買ってくるよう命じられたほか、実習時に汚れた長靴を鼻先に近づけられるなどした。

今年1月中旬、男子生徒が教室で意識を失って倒れているのを教諭が発見。いじめが要因とみられる重度のストレス反応と診断された。生徒は翌日から不登校になり、自殺を考えて遺書も書いた。

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2021年3月16日 7時26分
https://www.sakigake.jp/news/article/20210316AK0004/