山口県警は26日、警察署勤務のいずれも20代男性の巡査部長と巡査の2人が、同じ職場の警察官の下半身を撮影したとして停職などの懲戒処分にしたと発表した。悪質性が強いと判断し、2人を強要罪の疑いで山口地検に書類送検した。

 県警監察官室によると1月上旬、県内の住居で3人が食事中、飲酒していた2人が未飲酒だった警察官の服を無理やり脱がせ、下半身をスマートフォンで数分間撮影した。

 警察官が上司に相談して発覚。2人は「悪ふざけでやってしまった」と話している。県警は巡査部長を停職3カ月、巡査を戒告の懲戒処分とし、巡査は依願退職した。県警の中島博文首席監察官は「県民の信頼を損なう事案。誠に情けなく言語道断だ」と語った。

2021/3/27 毎日新聞
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