スイスのシンクタンク「世界経済フォーラム」(WEF)は31日、世界各国の男女格差を測る「ジェンダーギャップ指数」の最新ランキングを発表した。日本の順位は156カ国中120位。119位は長期独裁政権が敷かれていたアフリカのアンゴラだった。

過去最低となった前回19年の121位よりは一つ向上したが、過去2番目に低い順位だった。政治、経済分野の格差が埋まらない現状に、上智大の三浦まり教授(政治学)は「日本は政治的意思の欠落によって世界のジェンダー平等の流れから取り残されている」と指摘する。詳しく聞いた。(記事末尾に日本の格差指数の詳細)【塩田彩/統合デジタル取材センター】

指数は各国の政治▽経済▽教育▽健康――の4分野14項目の男女間格差を総合して数値化し、順位付けしている。日本の120位は過去最低となった19年からは一つ改善したものの、過去ワースト2位。主要7カ国(G7)の中でも最低だった。

順位のもととなるジェンダーギャップ指数は男女平等の達成率を表す。日本は65・6%で19年の65・2%から横ばいだった。

世界で最も男女格差の小さい国は19年に続きアイスランドで、平等達成率は89・2%。2位はフィンランド、3位はノルウェーと北欧諸国が上位を占めた。

東アジアでは、韓国が19年から順位を六つ上げて102位。中国は…残り1620文字(全文2184文字)

2021/3/31 07:02(最終更新 3/31 07:06)
https://mainichi.jp/articles/20210330/k00/00m/040/270000c

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