愛知県警は10日、名古屋市昭和区御器所2の職業不詳の男性(29)が職務質問中に意識不明となり、搬送先で死亡したと発表した。
 県警によると、10日未明、男性の同居人から「(男性が)違法薬物をやって暴れているので助けてほしい」と相談があった。午前5時50分ごろ、昭和署の署員6人が男性宅を訪れ、男性に任意で採尿を求めたが応じなかったため、署員らは説得を続けた。
 男性は室内で暴れたり、おとなしくしたりを繰り返し、暴れた際には自傷行為の恐れがあるとして署員3人が男性をうつぶせにして布団の上に押さえ付けた。午前10時15分ごろ、おとなしくなった男性の呼吸が弱くなったため、署員が119番。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。死因は分かっていない。
 県警薬物銃器対策課の桑山節雄課長は「詳細は調査中だが警察の活動は正当なものだったと考えている。亡くなられた方やご家族にはお悔やみを申し上げる」

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