※NHK

東京 2週間後の新規陽性者 2000人と推計 変異ウイルス流行で

東京都の「モニタリング会議」が開かれ、専門家は、都内のほぼすべての感染が変異ウイルスに入れ代わると、2週間後に新規陽性者数は2000人を、入院患者数はこれまでにない6000人を超えるという推計を示したうえで、変異ウイルスに流行の主体が移りつつあり、爆発的な感染拡大への厳重な警戒が必要だと呼びかけました。

※略

■小池知事 「もはや一刻の猶予もない」

モニタリング会議のあと小池知事は「重点措置が始まってから10日間経過しているが、人流の十分な抑制には残念ながら至っていないのが現状だ。新規陽性者の増加スピードが上がっている。大型連休という特別な期間がこれからやってくるが、人流を抑制する重要な機会だ。より強い対策を今やっておくことが必要で、関西圏の状況を見てももはや一刻の猶予もない」と述べました。

そのうえで、緊急事態宣言のもとで行う措置については「国と密に話をしながら、専門家の意見も聞きながら効果のある対策にしていきたい。変異ウイルスの猛威がより強いということで、これまで通りでは抑え込めないという認識のもとさまざまな協議をしている。どうやって人の流れや人と人との接触を減らしていくのかいま詰めているところだ」と述べました。

2021年4月22日 16時33分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210422/k10012990581000.html