新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、ことし6月に札幌市で開かれる予定だった「YOSAKOIソーラン祭り」が延期されることになりました。祭りの組織委員会によりますと、札幌市から開催時期や内容について再検討するよう求められていて、来月中にも新たな開催時期を判断したいとしています。

これは、祭りの組織委員会が26日発表したものです。
毎年、札幌市の大通公園を中心に開かれる「YOSAKOIソーラン祭り」は、ことし6月9日から13日まで、対策を徹底した上で、5日間の日程で開催する方向で検討が進められていました。
こうした中、札幌市は、市内で新型コロナウイルスの変異ウイルスを含めた感染拡大が続き、さらに医療機関の病床がひっ迫していることなどから、祭りの組織委員会に対し、延期を含めた開催時期や内容の再検討を求めていたということです。
このため、祭りの組織委員会が延期を決めたもので、今後の感染拡大の状況や関係者の意見などを踏まえて、5月中にも新たな開催時期を判断したいとしています。
祭りは去年、新型コロナウイルスの影響で中止になっていて、組織委員会は「去年の中止以降、コロナ禍での祭りのあり方を模索してきたが、苦渋の決断をした。開催できるよう検討していきたい」とコメント

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210426/7000033379.html