https://www.news24.jp/articles/2021/04/27/07863439.html

東京・池袋で親子2人が死亡するなどした事故で在宅起訴された飯塚幸三被告の裁判で、被告人質問が始まりました。

午後1時半前から始まった被告人質問で、飯塚被告は黒スーツを着て、車いすで出廷しました。
弁護側の被告人質問が始まり、年齢を聞かれ「89歳です」とゆっくりと答え、自動車の運転免許を53年以上持っていたとし、
その間、日常的に運転していたかと聞かれると、「その通りです」と答えました。

この事故は2019年4月、豊島区東池袋で旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三被告が運転する車が暴走し、
松永真菜さんと娘の莉子ちゃんが死亡し、他にも歩行者らが重軽傷を負ったものです。

飯塚被告は午後0時半ごろ、車に乗って、ややうつむいた伏し目がちな表情で東京地裁に入りました。
飯塚被告は、この裁判で過失運転致死傷の罪に問われていて、初公判では「車に何らかの異常が生じた」と無罪を主張しています。

被告人質問の中で、飯塚被告が事故についてどのように説明するのかが注目されます。