東京都の都内医療従事者を対象とした新型コロナワクチン接種のWEB予約受け付けが、4月27日未明から中止されていることがわかった。副知事が医療従事者に謝罪したが、原因はわかっておらず、復旧の目処も立っていないという。【BuzzFeed Japan / 千葉雄登】

東京都福祉保健局「現在、調査中」
東京都福祉保健局の担当者はBuzzFeed Newsの取材に対し、「今日(27日)の未明から、Webでの受付が止まっている状態」とコメント。

原因や今後の見通しについては「現在、調査中」であるとし、復旧の目処が立っていないことを明かした。

予約は4月26日午前9時から専用サイトで始まったが、サイトにはアクセスが集中し、つながりにくい状況が報告されていた。

副知事「医療従事者の皆様、本当に申し訳ありません」
Twitterでは医療従事者と思われる人が、「とうとうWEB予約は中止された」「電話しろって書いてあるから電話したけど、当然繋がらない」と声を上げた。

東京都の宮坂学副知事は、この投稿を引用する形で、以下のように謝罪した。

「医療従事者の皆様、本当に申し訳ありません。大至急、対処に取り組みます。非公式な個人Twitterでの報告になってしまいこちらもすみません。状況の報告や対策の進捗度合いの方法も含めて取り組みます」

一方、福祉保健局の担当者はワクチンの供給量は確保できているため、焦らずに予約を入れるよう呼びかけた。

「今日までの段階で、すでに累計53万人分のワクチンが供給されています。東京都では60万人分のワクチンを医療従事者向けに確保することとなっており、すでに9割近いワクチンが供給された状態です」

「5月10日の週には医療従事者に向けた残りのワクチンも届く予定です。一刻も早く接種したいという気持ちもわかりますが、ワクチンは行き届きますので安心していただきたいです」
https://news.yahoo.co.jp/articles/07b22eea065a6a2c9d137ce1de9fcd8de6760b56