14:40 「事実と違い…1つ、2つではない」

 検察側の質問に変わった。検察官は冒頭、どんなときに車に乗っていたのかを質問。飯塚被告は学会などに行く際に乗ったことを説明した。その後、レストランに行く機会もあったのか再質問があり「え」と言った後に7秒ほど沈黙した後、「ま、時々です。はい」と小さめの声で答えた。

 「意図せず起こした事故で、自分のしたことを説明するのは、難しくないか」と質問すると、飯塚被告は8秒ほど沈黙した後に「はっきり覚えていることもありますので無理とは思いません」と小さいながらもはっきりとした口調で話した。

 検察官は、飯塚被告の記憶に基づく証言とドライブレコーダーの記録に食い違いが多いと指摘。飯塚被告は「左車線の自転車にぶつからないように右車線に変更した」と説明したが、ドライブレコーダーに映っていたのは自転車ではなくバイクだった。亡くなった松永さん親子についても「乳母車を押していた」と述べたが実際は二人とも自転車に乗っていた。カーブの途中で左、右、左と三回車線変更をしたことを覚えているかと問われると「(記憶は)ありません」と話した。

 検察官は「事故当時の記憶に関して、事実と違う点がある。それも一つや二つではないですよね」と問うと「はい」と弱々しく答えた。

 弁護側の質問で「アクセルペダルを確認したときに床に張り付いて見えた」と話したことについて、飯塚被告が「右足はブレーキペダルの上にあったのでそれをわざわざ上げてアクセルペダルを見た」と説明。検察官に「右足は持ち上げただけ?」と聞かれると「はい」と答えた。

 検察官は「警察の検証によれば、もう一つ動きをしないと見えないのではありませんか」と指摘すると、飯塚被告は「覚えていません」。さらに「その足を少し左に寄せないと見えなかったのではないですか」と問われると「ああ、まあ、そうかもしれません」と話した。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/100570/3

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