須藤早貴容疑者は3年前、和歌山県田辺市の会社社長・野崎幸助さんに致死量を超える覚醒剤を摂取させ、死亡させた疑いが持たれています。

捜査関係者によりますと、須藤容疑者がインターネットで「覚醒剤」や「完全犯罪」などの情報を検索していたことや、覚醒剤の密売人と接触したとみられるなどの状況証拠を積み上げ、逮捕に至ったということです。

警察は須藤容疑者の認否を明らかにしておらず、13億円以上とされる野崎さんの遺産目当てという見方についても、「その可能性もあるが、確定的なことは言えない」としています。

野崎さんの通夜の参列者(18年6月取材)「『ご主人には生前すごくお世話になりました』と(当時妻の須藤容疑者に)挨拶したら、こっちに顔も向けないし、一言も発しなかったんですよ。不思議だなと。それはすごく印象に残っています」

今後の捜査では、犯行に使われたとされる覚醒剤の入手ルートや、野崎さんにどうやって摂取させたかが焦点となりますが、直接的な証拠が乏しい中、須藤容疑者の関与をどこまで立証できるのか、難しい捜査が予想されます。
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