国連人道問題調整事務所(OCHA)から出された声明では、ソマリアで現在困難な状況にある人道状況が新たな干ばつによってさらに悪化する可能性があると警告された。

国連の声明では、ソマリアで干ばつにより2020年10月から2021年4月の間に11万6500人近くが国内避難民になることを余儀なくされたと説明された。

少なくとも340万人が干ばつの状況に影響される可能性があると述べられた声明では、これらの人々のうち38万人が国内避難民になることが予測されていると強調された。

声明では、同国の一部地域でグー(雨季)の雨が始まったにもかかわらず降水量は平均以下であると述べられた。

水の問題が清潔な水へのアクセスを困難にしていると強調された声明では、一部地域では水のコストが60パーセント増加したと指摘された。

声明では、これら全てによりぜい弱な人々は清潔な水にアクセスするために長距離移動することを余儀なくされると明かされた。

ソマリア全土で家畜の病気が拡大していると述べられた声明では、牧草地も枯渇したと述べられた。

声明では、この困難により畜産者は国産の穀物で家畜を育てることを余儀なくされ、このことも穀物価格が30パーセント上昇することにつながっていると指摘された。

ソマリアの自治州ソマリランドとプントランド、中部各州やゲド州が干ばつの影響を最も受けている場所であると説明された。

声明では、緊急に緩和支援が提供されなければ干ばつ条件が移住や感染病の主要原因になると警告された。

声明では、気候変動の影響が極めて明白に確認されているソマリアでは気候関連の病気も急速に増加していると明かされた。

干ばつ対策の枠組みで2万5000人に医療サービスが提供されたことが振り返られた声明では、水系感染症を未然に防ぐために35万3000人に一時的に安全な水サービスが提供されたと述べられた。

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