大阪府は30日、新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中に容体が悪化した患者が医療機関などに搬送されるまで一時待機する「入院患者待機ステーション」の内部を公開した。

 施設内の5床のベッドは満床。脈拍などの測定機器の機械音が響く中、患者はベージュの毛布に覆われ、マスクとフェースシールドを着用した防護服姿の救急隊員が看病している。

 ある患者は絞り出すような声で、救急隊員に向けて「しんどい、しんどい」と繰り返した。「水が飲みたい」。別の患者には隊員が3人がかりでマスクを外し、ペットボトルの水を飲ませていた。

 激しくせきこむ音が聞こえ、酸素マスクをつけたままぐったりして動かない患者も。隊員は「またよくなるから」「大丈夫」などと患者を励ましていた。

産経新聞

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