顧問を務めていた女子バレーボール部で生徒の部員2人を長時間立たせたまま、部活に参加させなかったとして、神戸市教育委員会は7日、市立中学校の女性教諭(49)を戒告の懲戒処分にした。

 市教委によると昨年12月8日の昼休み、学校の体育委員でもあった部員2人が、ほかの生徒にボールを貸し出す仕事を怠って遊んでいたため、教諭は「(体育委員の)バッジを返しなさい」などと注意。「嫌です」と答えた部員に立腹し、その後謝罪しようと「話をしてもいいですか」と尋ねた2人に対し、同じ言い回しで「嫌です」などと取り合わなかったという。

 結果的に2人は連日部活に参加できず、1人は同月10日まで計約3時間半、もう1人は11日まで計約7時間半、体育館などで立ちっぱなしの状態だった。

https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202105/sp/0014305856.shtml