【北京=田川理恵】中国外務省の発表によると、習近平シージンピン国家主席は7日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と電話会談した。習氏は、「引き続きIOCと力を合わせ、東京五輪の開催を支援したい」と述べた。新型コロナウイルスのワクチンに関する協力強化も表明した。


 習氏は2022年の北京冬季五輪についても、「様々な準備を着実に進めている。成功に十分な自信を持っている」とアピールした。中国は、新疆ウイグル自治区の人権問題にからみ、冬季五輪のボイコットを求める声が上がっていることに神経をとがらせるが、バッハ氏は、「五輪の政治化に反対する」と応じたという。

読売新聞オンライン  2021/05/08 12:13
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