中国国家統計局が17日発表した2021年4月の主な経済統計によると、工業生産は前年同月を9.8%上回った。
設備投資を含む固定資産投資や輸出が下支えし、パソコンなどの生産が好調だった。新型コロナウイルスがまん延する前の19年4月と比べても約14%増えた。

主要産品の生産量をみると、国内外の需要が底堅いパソコンは前年同月比13.5%伸びた。
自動化投資が広がり、産業ロボットも43.0%増えた。自動車は半導体不足の懸念が広がるものの、6.8%増となった。

百貨店やスーパー、電子商取引(EC)などの売上高を合計した4月の社会消費品小売総額(小売売上高)は前年同月比17.7%増えた。
昨年は新型コロナの感染拡大を防ぐための行動規制が厳しかった。その反動で、飲食店収入は46.4%伸びた。小売売上高は19年4月比でも約9%上回った。


2021年5月17日 11:02
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1482T0U1A510C2000000/