列車内で男性に声を掛けられておびえていた女子高生を助けたとして、徳島県警阿波吉野川署は19日、県立川島高1年、柴野優斗さん(15)と同高3年、内藤晟蓮(せれん)さん(17)に署長感謝状を贈った。


 同署などによると、4月21日午後4時半ごろ、下校中だった柴野さんは、列車内で50代男性に一方的に話しかけられている女子高生に気付いた。柴野さんは女子高生に、男性と知り合いではないことを確認したうえ、男性に「初めて会う人にしつこく話し掛けるのはだめでしょう」と注意した。その後も女子高生を男性からかばい、一緒に下車した。

同じ車両に乗っていた内藤さんは、男性が2人を追って下車したのに気づいて声を掛け、女子高生の家族が駅へ迎えに来るまで柴野さんと付き添った。

 柴野さんは「声を掛けた時は足が震えたけど、見て見ぬふりはだめだという思いだった。内藤君といい連携ができた」と振り返った。内藤さんは「怖かったけど、助けたいという気持ちだった。警察官志望なので、この経験を生かして頑張りたい」と話した。
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