JR東日本は21日、東北線新白河駅で30代男性運転士が車両の乗務室の鍵を室内に置き忘れて入室できなくなったため、上り線1本の出発が遅れたと発表した。

 同社によると、運転士は同日午前6時3分ごろ、下り列車で同駅に到着。折り返し運転のため、これまでいた乗務室から車両にもう一つある乗務室に向かう際、鍵を置いたまま室外に出たという。乗務室の扉は自動で閉まったため、開けることができなくなった。乗務室の鍵は同一のものという。同駅に到着した後続列車の運転士から鍵を借り、運転を再開した。

 この影響で、上り線1本が約35分遅れ、乗客約30人に影響が出た。同社は「再発防止に向けて指導を徹底する」とした。

福島民友新聞 2021年05月22日 08時45分
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