https://www.zakzak.co.jp/soc/news/210525/dom2105250002-n1.html
 新型コロナワクチン大規模接種センターの予約システムをめぐり、架空の番号などでも予約可能だと報じられた。

 筆者は17日に大規模接種センターの予約を取った。その前週にワクチン接種券が届いていたので、地元のかかりつけ医で予約しようとしたが取れなかったため、大規模接種センターにネットで予約した。混雑しているかと思ったが意外とすんなり予約できた。

 予約のシステムは、接種券に書かれている自治体コード、接種券番号、生年月日の入力と、地元自治体で予約を取っていないことの確認だけの簡単なものだった。接種券は全国の自治体で発行されるので、防衛省が情報を持っていないのは仕方がない。

 実際の接種は接種券がないとできないので、あくまで予約段階として簡易な方法で実施するのは合理的だといえる。飲食店店を予約する際に名前だけで取り、本人確認をしないことが多いのと似ている。予約には一定のドタキャンがあるが、変な予約が殺到しないかぎり特に問題はない。今回の場合、ドタキャンなどで余ったワクチンは自衛隊員に接種する方針だという。

 この予約方式について、架空の接種券番号で予約ができることを確認したという報道があった。これに対して、岸信夫防衛相や河野太郎ワクチン担当相らが異議を唱えた。しかし、一部の野党幹部はメディアの役割だと主張して、岸大臣らの発言を問題視している。

(略)