福島県会津地方の郷土料理が楽しめる会津若松市の田季野。なかでも、名物は具材がたくさん乗った「わっぱめし」です。

店は鶴ケ城の近くにあり普段は観光客などでにぎわう店内ですが… 。

馬場由紀子女将「激減というか無に等しいくらいの状況」 

田季野は元々昼から夜までの通し営業をしていましたが、今月、会津若松市で時短要請が出た時から営業時間を午前11時から午後2時までの「3時間だけ」に短縮しています。

昼だけの営業にしたのは昭和43年に創業して以来初めてのことです。  

馬場女将「命とどちらかの選択というような本当に差し迫った選択肢を与えられたような感じでございますね」 

例年ならこの時期、昼の時間帯は観光客や修学旅行生で賑わいますが、予約はほぼ0と厳しい状況が続いています。

26日は県外から訪れた人もいて賑わったほうだといいますが、最近の1日の客数はコロナ前に比べて1割に満たないほど減っているといいます。 

馬場女将「少しよくなるのかなという思いで去年を乗り越えましたが、さらに悪くなっていくというこの状況がどこまで落ちていくのかという不安ばかりが前に立つ」 

人件費を削減するため、従業員の半数に交代で休みをとってもらい、女将自ら仕入れや調理などもしています。 

馬場女将「マスクなしで観光地を歩けるような日を望んでいる」

5/26(水) 20:22
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https://news.yahoo.co.jp/articles/12c16cfee38a468e7cf7c6a44c357904566ecb73