バッハ、コーツ、パウンド“男爵トリオ”が失言三重奏! 五輪の権威失墜
5/29(土) 5:30配信 東京スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cdb218bf39e746a280e7be2e9d671821d07b99f

 もはや火消し≠ナきない――。新型コロナウイルスの終息見通しが全く立たない中、東京五輪開催一直線の国際オリンピック委員会(IOC)の姿勢が集中砲火を浴びている。

 特に批判の的になっているのはぼったくり男爵≠アとトーマス・バッハ会長(67)だ。22日の国際ホッケー連盟オンライン総会では「我々は犠牲を払わなければならない」と発言して大バッシング。大会組織委員会の橋本聖子会長(56)は「『日本人を犠牲にしてまでも』とは言ってはおらず、誤訳だったと聞いている」と強調した。

 日本オリンピック委員会の山下泰裕会長(63)は「あれが日本国民に向けた言葉でないというのは分かると思う。犠牲≠フところだけ切り取られた」と報道のあり方に批判の矛先を向けた。しかし、国民の怒りは収まらない。反感を買う要因は内容そのものより、是が非でも五輪を開催しようとする強硬姿勢にあるからだ。

 そんなバッハ会長は、犠牲発言の舌の根も乾かぬうちに、27日に行われたIOCアスリート委員会主催フォーラムで「東京は準備が整った大会。自信を持って東京に来てほしい」と呼びかけた。すると、すぐさまネット上で「どれだけ上から目線?」「おまえが言うな」などと炎上してしまう始末だ。

 さらにはったり男爵<Wョン・コーツ副会長(71)の「緊急事態宣言下での開催? 答えはイエスだ」や最古参委員の開き直り男爵<fィック・パウンド氏(79)の「アルマゲドンが起きない限り大会は開催される」といった問題発言もことごとく国民感情を逆なで。最も五輪をやりたいIOC幹部自ら墓穴を掘って五輪ムードに水を差している。

 崇高な理念を全く感じられない放言≠フ数々。五輪創設者のピエール・ド・クーベルタン男爵は、どんな思いで現代の男爵トリオ≠天から眺めているのだろうか。