2021.06.10 12:46


 「時の記念日」の10日、正午を告げる「ドン」の打ち上げが、富山市有沢の富山大橋上流の河川敷で行われた。

 花火会社マツダ(同市磯部町)の松田利彦社長ら4人が直径21センチの7号玉を筒に入れ、約5秒前に点火。玉は白煙とともに上空200メートルほどまで上がり、正午ちょうどに「ドン」と大きな音を響かせた。

 富山市では、江戸時代に始まった「時鐘(ときのかね)」の伝統を受け継ぎ、昭和初期まで約40年にわたって正午にドン花火を打ち上げていた。

 戦時中はサイレンに代わったが、1956年に復活。現在、全国の自治体で富山市のみが花火で正午を告げる取り組みを毎年続けている。

 打ち上げ直後に、富山市在住者とみられる人たちから「爆発音がした」などとツイートが相次いだ。

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