6/11(金) 12:42

 日本で初めて食堂車を走らせた山陽鉄道(現JR山陽線)の全通120周年を記念し、鉄道と食をテーマにした企画展が京都市下京区の京都鉄道博物館で開かれている。食堂車メニューの変遷や、全国の駅弁、観光列車の豪華料理などを紹介しており、旅気分を味わえる。


 山陽鉄道は1901(明治34)年に神戸―馬関(現下関)で全通した。同鉄道は全通前の1899年に日本初の食堂車を運行し、洋食を提供。その後、他の鉄道にも広がった。

 展示は「鉄道と食のいろどり」。展示室の壁には、明治から現在までの駅弁の掛け紙千枚が飾られる。タコやキャラクターなど容器にこだわったユニークな駅弁や、山陽線で実際に販売されている駅弁も展示した。

 本館2階には、食堂車があったブルートレインの模型や実際の寝台もある。観光列車や豪華列車として運行している11列車を特集したコーナーもあり、車窓からの風景や、車内で提供される豪華料理が写真で紹介されている。

 企画展に合わせ、館内レストランでは、山陽線の駅弁で人気のあなごを使った弁当(1300円)を提供する。同館は「新型コロナウイルス収束後の旅のヒントにしてほしい」と話している。

 7月11日まで(水曜休館)。午前10時〜午後5時。入館料必要。

ソース https://news.yahoo.co.jp/articles/d24e393c85a868c0dfbdbd1045f7f5b9afa46cfa