0001影のたけし軍団 ★
2021/06/13(日) 14:49:24.26ID:CshjdP//9コロナ禍での五輪開催に世論の不安が広がる中、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(72)の言葉は、
それまでにない危機感を帯びていた。
「今の状況でやるというのは、普通はないわけですよね。このパンデミック(世界的大流行)で」
「そもそも五輪をこういう(感染)状況のなかで、何のためにやるのか」。
安倍前政権から政府との調整役を担い、首相会見にも同席してきた専門家が連発した「警告」。
国内外のメディアは尾身氏の発言を速報し、大きな波紋を呼んだ。
その夜にあった厚労省の専門家組織の会合でも、五輪をめぐる議論が白熱した。
「五輪の感染対策と、地域の感染への影響は無関係ではない。国民もそう思っている」
「何も言わないのは責任放棄だ」。同組織は五輪のリスク評価を任されてはいなかったが、このままやり過ごすことはできないとの声が相次いだ。
同組織のメンバーでもある尾身氏も、昼間の国会での発言を紹介し、「どうすればリスクを少しでも減らせるのか。専門家の立場で提言すべきだ」と訴えた。
日本医師会の釜萢(かまやち)敏・常任理事は会合後、「みんな(政府とのあつれきも)覚悟した。非常に重苦しい会だった」と話した。
尾身氏はそのころ、周囲にこんな不満を漏らしていた。
「リーダーにはもっと覚悟が必要だ。『平和の祭典だ』なんて言っても、国民は共感しない」。
それは、国民にリスクを語らぬまま五輪へと突き進む菅義偉首相(72)に対する問いかけでもあった。
https://www.asahi.com/articles/ASP6D7JFMP6CUTFK023.html