リンゴ日報廃刊 24日朝刊最後に 親会社「支持と信頼に感謝」

2021/6/23 21:20(最終更新 6/23 21:21)

 香港国家安全維持法(国安法)違反罪に問われた民主派の香港紙「蘋果(ひんか=リンゴ)日報」は23日、24日付の朝刊を最後に発行を終えると発表した。国家安全当局が同社など関連3社の資産1800万香港ドル(約2億5000万円)を凍結したため、資金繰りに窮し、新聞発行を継続できなくなった。電子版の更新も同日中に停止する。新聞発行の再開は不可能で、同紙は廃刊となる。

 7月1日の中国共産党創建100年を前に、共産党批判の急先鋒(せんぽう)である蘋果日報が国安法によって息の根を止められ、香港の報道の自由が失われたことを象徴する事態となった。

https://mainichi.jp/articles/20210623/k00/00m/030/408000c.amp