徳島市は訪問診療の際に80代の夫婦に行った新型コロナウイルスのワクチン接種で、女性に使った注射器を誤って夫にも使用したと発表しました。


徳島市によりますと、24日午前中、市内の医療機関の医師が80代の夫婦の自宅を訪れ、まず女性に新型コロナウイルスのワクチンを接種したということです。

その直後に女性が咳き込んだため、付き添いの看護師が使用済みの注射器を捨てるのを忘れてトレーに置いたままにしていました。

続いて医師が女性の夫にワクチンを接種しようとしたところ妻に使用した中身の入っていない注射器を誤って刺してしまったということです。


医師は男性に正しい方の注射器でワクチンを接種した上で事情を説明して謝罪しました。

これまでのところ男性の健康状態に異常はないということで、今後、経過観察を続けることにしています。


徳島市では6月12日にも市内の医療機関で行われたワクチン接種で、医師が高齢者施設で働く男性に使用済みの注射器を誤って使用するミスがあり、市が接種する際の確認の徹底を呼びかけていました。


06月25日 12時52分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20210625/8020011341.html