元総務相で経済学者のパソナグループ会長・竹中平蔵氏(70)が18日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜後1・30)に出演。
新型コロナウイルスの新規感染者数が増えたことを「騒ぐ」風潮に、苦言を呈した。

スタジオでは出演者が東京五輪の無観客開催などについて、議論。

憲法学者・竹田恒泰氏(45)は、感染拡大のリスクとして取り上げられる「人流」のワードに首をひねり、
「納得できない。人流でクラスターになるんだったら山手線なんて、エブリデークラスターです。
人流ではクラスターは起きない。いつから分科会は人流って新しい言葉を使い始めたんでしょうか?」と話した。

竹中氏はこの主張に「正しいと思います」と賛同した。

西村康稔経済再生担当相(58)に「人流」の意味を尋ねたことがあったと明かし、
「『携帯の位置情報でいろいろ調べている』って言うんだけど。そのデータはどこで調べて、
どのくらいのデータ数なのかとか聞いても何にも返答がないんですよ」と、ぶっちゃけトーク。

「人流が増えたからどうだっていう証拠、私はないと思いますよ」と続けた。

「それとね、実はものすごく大事なことをぜひ申し上げたいんですけど」と切り出した竹中氏。
「感染は増えていますけど、ワクチンの効果があって重症化しないとかがあるんだから。
感染者がちょっと増えたってことに対して、それだけを取り上げてワイドショーが騒いで、
それで分科会が何か言ってって、この潮流を絶対変えなきゃダメですよ」と、強く訴えた。

コロナについて「感染力が強くてこれからも絶対増えたり減ったりする」としつつ、
「これとうまく付き合っていく、とにかく死者と重症者を減らす。そういうことをやっていかないと、いつまでたっても繰り返しますよ」と語った。
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