2021年07月21日 19時25分

「チューイ カン吉」(厚労省のツイッターから)
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熱中症の予防を呼びける「チューイ カン吉」というネズミのキャラクターが、厚労省のツイッターで紹介されて話題だ。

ヘタウマな作風から「なぜか気になる絵」などとファンを獲得する一方で、「ヨシ!」の掛け声で知られるネット発の人気キャラ「現場猫」をパクったのではないかという指摘もあがっている。

パクリ疑惑を直撃してみると、厚労省はこれを否定。意外な事実があきらかになった。



●二足歩行のネズミが指さし「ヨシ!」

厚労省による話題のツイートは7月20日のものだ。職場の熱中症予防対策として、体調が悪い同僚がいる場合、ためらわず病院へ搬送してほしいと、ネズミのイラスト付きで呼びかけた。

「みんな元気かな?」「ヨシ!」というセリフとともに、二足歩行のネズミが指さしをしているものだ。名前は「チューイ カン吉」と紹介されている。

この投稿のリツイート数は7月21日時点で5000件に達する勢いで話題になっている。反響の多くは、味わい深いタッチのイラストに好感をもったもののようだが、「パクリ疑惑」を指摘するものも少なくない。

比較されているのは、ネット発の「現場猫」というキャラクターだ。描かれる姿は一様ではないが、工事用のヘルメットをかぶった猫が「ヨシ!」と指さしをしている姿が一般的だ。

なお、現場猫が生まれた経緯は少々複雑なため、この説明は割愛する。

キャラクター誕生の背景を知るべく、厚労省の担当部署に問い合わせた。




●5月には登場していた

――「チューイ カン吉」は何を目的として生まれたキャラクターですか

具体的な熱中症予防対策を、一人でも多くの方に、幅広く注意喚起・周知することを目的として生まれました。今年5月ごろから活動を開始しています。

厚労省運営の職場における熱中症予防ポータルサイト「学ぼう!備えよう!職場の仲間を守ろう!職場における熱中症予防情報」や、ツイッター、フェイスブック等でも登場しています。

――生みの親、描いているのは誰でしょうか?

厚生労働省の職員です。

――こだわりを教えてください

チューイ カン吉の着用しているつなぎは通気性の良い素材でできています。

また、首からは「WBGT指数計」をかけており、身体が感じる暑さの程度の指標であるWBGT値を、作業場において連続的に実測しており、適時必要な対策を講じることができます。

――熱中(チュウ)症の注意喚起を目的としているので、チュウという鳴き声からネズミをモチーフとしたのでしょうか

そのとおりです。熱中症の「チュウ」と注意喚起(チューイカンキ)を掛けたネーミングです。





●現場猫のパクリは否定する
     ===== 後略 =====
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