生活困窮者支援団体4団体が14日、メンタリストのDaiGo(34)が自身のYouTubeチャンネルで路上生活者(ホームレス)や生活保護受給者を差別するような発言をして批判が殺到したことに関し、公式サイトに連名で緊急声明を発表した。

一連の発言について「人の命に優劣をつけ、価値のない命は抹殺してもかまわない、という『優生思想』そのものであり、断じて容認できるものではありません」などと厳しく指摘。

13日夜の生配信謝罪にも、生存権を保障するための制度として生活保護制度があるという根本的な理解を欠いているとし「自らの発言の問題点を真に自覚していると評価することはできず、その反省と謝罪は単なるポーズの域を出ていないと言わざるを得ません」とした。

 問題の動画は今月7日、DaiGoのYouTubeチャンネルで公開。視聴者の質問に答える形で税金の使途について「僕は生活保護の人にお金を払うために税金を納めているわけではない。だったら猫を救ってほしい。生活保護の人が生きていても僕は得しない」と発言。

さらに「自分にとって必要がない命は僕にとっては軽い。ホームレスの命はどうでもいい」と語り「ホームレスっていない方がよくない?邪魔だしさ、臭いしさ」と続けた。

 また「犯罪者が社会の中にいるとみんなに害があるでしょ?だから殺すんですよ。同じですよ」と社会から排除するような発言も。この一連の言動に「優生思想に直結する」などと批判が殺到した。

 12日深夜には再度動画を公開し、発言について「個人の感想に間違いもクソもない。謝ることでもない」と説明したが、一転、13日夜に生配信を行い「確かにあの言い方はよくなかった。無知が招いた失態」などと謝罪。今後は生活困窮者の救済活動などについて勉強するとした。

 「生活保護問題対策全国会議」「一般社団法人つくろい東京ファンド」「新型コロナ災害緊急アクション」「一般社団法人反貧困ネットワーク」の4団体による「メンタリストDaiGo氏のYouTubeにおけるヘイト発言を受けた緊急声明」は以下の通り。

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8/14(土) 14:53 スポニチ
https://news.yahoo.co.jp/articles/5072c1916e8b80b40703599fe58992e6119b2d3c

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