https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210906-00010009-abema-000-1-view.jpg
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210906-00010009-abema-001-1-view.jpg
小泉進次郎氏

小泉進次郎氏が涙も…菅総理は正当な評価を受けていないのか? 側近「後悔先に立たず」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210906-00010009-abema-soci

 菅総理が3日、総裁選に出馬しない旨を表明した。不出馬を決めた理由として、菅総理は「コロナ対策と選挙活動を考えたときに、実際、莫大なエネルギーが必要だった。そういう中で、やはり両立はできない。どちらかを選択すべきである」と新型コロナ対策に専念する意向を語った。

中略

 菅総理の周辺は、この事態をどのように見ているのだろうか。ニュース番組『ABEMA Prime』に出演した、菅総理の側近で菅グループの中核「ガネーシャの会」メンバーの秋本真利衆議院議員は、発表後、菅総理とは「まだ直接会えていない」とした上で「驚くと同時に、こういう結果になってしまったことに対して忸怩(じくじ)たる思いだ。残念としか言いようがない」と心境を語った。菅総理の不出馬は、発表される直前に知ったといい、「(内閣改造や党人事の)可能性を探っていたことは間違いない。どのタイミングで不出馬の判断をしたのかどうかは、総理以外、誰も分からないと思う」と見解を示した。

中略

 社会問題と向き合う事業を行っているリディラバ代表の安部敏樹氏は「ここまで菅総理の支持率が下がってしまったことは残念だ」と述べる。

「菅総理は、政局で動く人ではなく、より政策だったり、直近の社会情勢に対応したり、そういった問題を解決するために最も時間を使った総理だと思う。安倍前総理からバトンタッチされたときから、期限は分かっていたはずで、秋には衆議院選があるし、総裁選もある。そこまでにどこかで勝負をかけないといけなかった。70歳になっても政治家をやっているわけだから、当然どこかで選挙的に勝ちにいく手をとらないといけない。純粋に政局だけに注力していたら、勝負をかけられたかもしれない。だけど、それはせず、コロナ対策でとにかくワクチンを集めることを頑張って、接種流通の整備をやった。とりあえず表面的な部分だけを見られて支持率が決まって、世論で批判されるのは残念だ」

 さらに、安部氏は「新型コロナのワクチンに関しては、確保に関して初動は正直遅れたと思う」とした上で、「それでも接種自体は非常に速いペースで進んでいる」と評価。

「これは菅総理と河野大臣の功績だけでなく、サポートしたデジタル大臣の平井卓也さんや小林史明さんの功績もあったはずだ。現状の政治の仕組みや内閣のシステムの範囲で見たら、ワクチン流通の部分で点数をつけると100点以上ではないか。これを評価せずに、なんでここまで支持率が下がってしまったのか。なぜ、メディアやマスコミが支持率を下げる方向に議論を進めてしまったのか。そこはしっかり判断した方がよかったと思う。評価する部分はちゃんと評価して、その情報をメディアが担ってもよかった」

中略

 菅総理の功績について、長年、側近としてサポートしてきた秋本氏は「そう言っていただけて、私個人としても非常にうれしい」とコメント。「菅総理の一面として、やはり実務型で口下手、かつ発信力が足りない部分はある。仕事の中で成果を見せて“背中を見れば分かる”というタイプだと思う」と述べ、「この新型コロナの危機的な状況で国民は、説明力があり、強いリーダーシップ性、メッセージ性を持った人を求めている。国民の思いに対して、私もチームの一員であると自覚しているが、やはりチーム全体にそういった部分がちょっと足りなかったのかなと、正直、そういった思いがある。そこは本当に忸怩たる思いで、もっと早い段階で、総理に強く進言すればよかった。結果として、もう後悔先に立たずだが、個人的にはそう思っている」と語った。

 総裁選を目前に飛び込んできた菅総理の不出馬表明。候補者が続々と名乗りを上げる中、しばらくは目まぐるしい展開が続きそうだ。(『ABEMA Prime』より)