デルタ変異株が急速に広がった英国と死者数に差が出ている要因は高齢者のワクチン接種率にあるようです。


8月初旬までの数週間、英国でのデルタ変異株の急拡大を前にしても米国の一部では安心感があった。
英国では感染者数は急増したものの、死亡者数は相対的に少なく、米国でも同様の傾向になるとの楽観があったからだ。

しかし、デルタ変異株は両国間の重要な違いを浮き彫りにした。
米国では、入院や死亡のリスクが最も高い高齢者へのワクチン接種が、英国に比べて大幅に遅れていた。

米国では65歳以上の約18%がまだワクチン接種を完了していない。英国でこの数字は約5%にとどまる。

ペンシルベニア大学のジェフリー・モリス教授(生物統計学)は「これは大きな違いだ」と指摘。
「ワクチン未接種者の割合が4倍になれば、もっと多くの死者が出ることになる」と語った。

デルタ変異株の感染急増時期は英国より遅かった米国だが、6月上旬以降の人口当たりの死亡者数ではすでに英国の2倍となっている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-06/QZ0TLYT0G1KW01#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-06/QZ0NXXT0G1KW01