米ファイザーは同社が独ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、
時間の経過と共に効果が低下することが米国とイスラエルのデータから示されたと明らかにした。

その上で、ブースター(追加免疫)接種は安全であり、変異株にも効果的であることが示されたと説明した。

同社は米食品医薬品局(FDA)の外部諮問委員会向けの発表資料で各データを公表。
同委員会は17日に会合を予定しており、より多くの米国人がブースター接種を受けるべきかどうか勧告を出すとみられている。

ファイザーはFDAのウェブサイトに掲載された資料で、「ワクチン接種の時期が早い人ほど、
その分速いペースでブレークスルー感染(ワクチン接種後の感染)率が高まることをイスラエルと米国での実世界データは示している」と記した。

FDAのサイトに掲載されている予定表によると、17日の会合では米疾病対策センター(CDC)や
FDAスタッフ、イスラエルと米国の研究者による発表も行われる。

イスラエル当局者からは、感染や重篤な症状に対するブースター接種の効果に関してデータが示されるという。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-15/QZH7VQT1UM0W01