新型コロナウイルスの感染不安から、夏休み明けに登校を控えた名古屋市立小学校の児童は、一?三日の三日間で一日平均四千百十八人いたことが市教委への取材で分かった。昨年の夏休み明けと比べ七倍に増えた。名古屋市より登校控えの児童割合が高い自治体もある。デルタ株の流行で子どもの感染が増える中、不安感を持つ家庭が一定数あるとみられる。 (宮崎厚志)

 名古屋市教委は小中学校を対象に、感染不安による登校控えの児童・生徒数を調査。一?三日の一日平均で小学生は全体の3・7%が休んでいた。一学級に一人いる計算になる。
 市教委は昨年の夏休み明けも調査しており、小学生は昨年八月十九?二十一日の三日間で一日平均五百七十人だった。昨年は、昨春の一斉休校に伴い授業時間を確保するため、今年より夏休みが短かった。
 中学校は今月一?三日の一日平均が七百七十三人で全体の1・5%。二学級に一人程度となる。昨年八月十九?二十一日の一日平均は百四十五人だった。今月四日以降は調査していない。市内では二学期開始の今月一日から午前中のみの短縮授業とし、給食を実施している。一方で感染不安がある児童・生徒は、登校しなくても欠席扱いにしない...(以下有料版で)

中日新聞 2021年9月17日 05時00分 (9月17日 05時02分更新)
https://www.chunichi.co.jp/article/331497