アメリカが福島第一原発事故以来続けてきた日本の食品の輸入規制をすべて撤廃したことについて、日本政府は歓迎の意向を示しています。

 アメリカは22日付で、東京電力福島第一原発の事故後に福島県産のコメなどにかけていた輸入規制をすべて撤廃すると発表しました。

 これについて菅総理はツイッターで、“4月に訪米した際、バイデン大統領に早期撤廃を直接働きかけた”として、「この決定は被災地の人々が待ち望んだものであり、これからの復興にも大きく役立つ」と投稿しました。

加藤勝信 官房長官
 「規制措置を継続する他の国・地域に対する働きかけを行う上でも、非常に重要なもの」

 加藤官房長官も、“東日本大震災から10年という節目の年に撤廃となったことを歓迎する”としたうえで、中国や韓国など輸入規制を今も続けている14の国や地域に対し、「引き続き、粘り強く働きかけを行っていく」と述べました。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4365626.html