0001樽悶 ★
2021/09/22(水) 19:13:43.53ID:tlU03cCW98月22日、尾崎氏の会見動画を載せた以下のようなツイートが英文で投稿された。「東京の医師会会長が記者会見。全ての医師、全ての新型コロナ患者に#ivermectin(イベルメクチン)を推奨。日本政府は世界の中でも非常に保守的で慎重だがデータは明快だ。大ニュース」
このような情報は北米のSNSでもシェアされ、一緒に投稿されたユーチューブ(YouTube)の動画は何万回も視聴されている。イベルメクチンが日本で新型コロナ治療薬として承認されたと報じるオンライン記事もある。
これらの主張がネットで拡散される中、家畜用のイベルメクチンを新型コロナの感染予防や治療に有効だと誤信して服用したことによる健康被害が相次いで報告されている。
東京都医師会は2020年12月時点で2万人余りの会員を抱える独立した組織。上部組織の日本医師会(Japan Medical Association)は、ロビー活動や政府への提言を行っている。
ツイートに添付された動画で尾崎氏は、寄生虫による病気を予防する目的でイベルメクチンを年に1回住民に投与したアフリカの国々と、投与していないアフリカの国々を比較。10万人当たりの新型コロナの感染者・死者数を例に挙げ、「明らかに差が出ている」と述べている。
「これをもって、有効だと言えるわけではないかもしれませんが」と断った上で、「イベルメクチンは全く効かないとかいう話は、私はないんではないかと思っています」と尾崎氏は主張。しっかりした治験と検討は必要だとしながら、こう続けている。
「こういうかなり逼迫(ひっぱく)した状況下では、イベルメクチンの使用というのを、もちろん飲まれる患者さんにちゃんとインフォームドコンセントをした上ですけども、使用許可を認めていただいてもいい段階に来ているのではないかというふうに考えています」
東京都医師会はAFPに対しコメントは見送ると述べた。
■厚労省の反応は?
※省略
国内では、北里大学(Kitasato University)が新型コロナに感染した軽症から中等症の一部の患者を対象に医師主導治験を行い、イベルメクチンの有効性を調べているが、8月23日のNHKの報道によると、参加者は半数程度にとどまっているという。
一方、医薬品メーカー興和(Kowa)によるイベルメクチンを新型コロナの治療薬に用いる第3相臨床試験のプロトコルが今月公開されている。
■米国、カナダでは未承認
日本がイベルメクチンの使用を承認したとする誤った情報は、北米のSNSで拡散されたが、同薬剤は米国やカナダでは新型コロナの治療薬として承認されていない。
最近、同薬剤の処方が急増していることから、米疾病対策センター(CDC)は、誤用した場合の悪影響を警告している。
CDCの報告では、家畜用イベルメクチンを自らの判断で服用し、深刻な中毒症状を引き起こす人が増加している。
米食品医薬品局(FDA)も8月31日、以下のように警告した。「全米の中毒事故管理センターによると、動物用のイベルメクチンを服用した後、健康被害を訴える人の報告例が急増している」
FDAの報道官は9月3日、AFPに対し、「FDAは現在、イベルメクチンを人間の新型コロナの感染予防薬や治療薬として認可していない」と述べ、「これまでに公表された臨床試験の結果にばらつきが出ている」と説明した。
カナダ保健省も8月31日、新型コロナの治療にイベルメクチンを使用しないよう注意を促した。
「動物用の医薬品を絶対に服用しないこと。健康に重大な影響を及ぼす可能性がある」とした上で、家畜用・人間用のイベルメクチンを新型コロナ予防・治療のために使用しないよう国民に呼び掛け、いずれのイベルメクチンに関しても、これらの用途で使用された場合に「安全もしくは有効というエビデンスはない」としている。
9/22(水) 11:21配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210922-00000012-jij_afp-int
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210922-00000012-jij_afp-000-1-view.jpg